ブラックリストと融資の関係

借金を延滞した等の事故情報がある場合、通常の金融機関では借り入れができにくくなります。
金融機関は各個人の借金返済能力に応じてお金を貸し出す必要があるため、融資を行う際にその借金返済能力を審査し、それに応じて融資金額を決定します。
そして、その審査の際に参照される情報を「信用情報」といい、金融業者は個人信用情報機関（※1）を介し、信用情報を共有することによって、借金申込者の事故情報の有無を確認をできるようになっています。
事故情報の有無が確認されて新たな貸出が拒否となった場合、借金申込者から見れば自分がブラックリストに掲載されてしまったという印象を与えて、このような言葉が発生したと考えられますが、実際にはブラックリストは存在しないんです。

（※1）
個人信用情報機関とは、クレジットカード会社や消費者金融での利用者の「氏名・生年月日・自宅番号・勤務先」などの個人情報や「他社での残高・返済回数・契約商品」などのデータを参照できる機関です。
信用情報機関には、銀行系の「全国銀行個人信用情報センター（全銀協）」、信販系の「（株）シー・アイ・シー（CIC）」、消費者金融系の「全国信用情報センター連合会（全情連）」、業態横断的な「（株）シー・シー・ビー（CCB）」などがあります。
ここに登録された自分の情報は、内容の確認ができ、誤りがあれば調査の上で訂正や削除ができます。
ご自身の信用情報を確認したい方は、各信用情報機関にはホームページがありますのでそちらをご覧の上、情報開示を行ってみてください。
ほとんどの機関で必要な書類は住民票と免許書などですので本人であれば取得できます。

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